技術ブログを一週間毎日更新してみて、かなりメリットがあることが実感できたので、そのメリットを紹介したいと思います。
なぜ技術ブログをはじめようと思ったか
自分の勉強時間に対して、知識の吸収率が低いなあと感じたからです。 自分の勉強方法は、本を読んで、ちょっとサンプル動かしてみるというものです。 この方法だと、少し時間がたつと内容を全く忘れてしまっていて、また一から勉強という困ったことになっていました。 そこで技術界隈で有名な人がこぞって効果的な勉強法として紹介している、ブログを書くという方法をとることにしました。 いままでブログを書いて勉強するという方法は知っていましたが、「時間がかかりそう」「こんな記事他でとっくに書かれているしなあ」という思いがあってやってきませんでした。
やってみてわかったこと
ブログを書くことによって、知識吸収率を高める要素がいくつか存在していることに気づきました。
ブログ内容に対して責任を負うようになる
ブログ記事を書くことにより、その記事に対して責任を負うようになります。 内容によっては炎上する可能性もあります。 信頼性のある記事を書くため、調査をしっかりやることになります。 私は信頼性のある記事を書くために以下を必ず行うようになりました。
公式Docを読むようになる
公式Docは一番信頼のおける情報源です。 この情報を参考にして、しっかり理解できていれば、間違ったことは書きません。 そのため、しっかりGithubのREADMEを読んだり、公式Docの関数仕様などをよく読むようになりました。
動作の把握、検証を行う
記事を書くためにはプログラムがどういう動きをするのかを把握し、動作することを確認する必要があります。 コードの一行一行の動作について確認するため、理解が深まっていきます。
自分の言葉で表現できるようにする
理解できていないことは自分の言葉で表現できません。 概念を自分なりにかみ砕き、その内容が本来の説明とのずれがないかを確認し、何度も加筆・修正を行います。何度もこのプロセスを踏むことでだんだんと知識が自分の身になっていくのを感じました。
続けるためのコツ
毎日ブログを書くためのコツをいくつか紹介します 毎日続けるために、ブログを書くハードルを低く設定しています。具体的には以下の方法を設定しています。
一日で書ききれる分量にする
自分は一日で書ききれるような分量にしています。日をまたいでしまうとモチベーションが下がってしまうのが原因です。
自分が興味あるものにする
自分が興味のあるものを主に書くようにしています。自分が興味ないことついて書こうとすると勉強感が出てきていやになってしまいます。 時々は興味のないことを書くのは新しいことを知る機会になり、いいと思います。 しかし、毎回だとしんどいので興味あるものを趣味の延長の感覚で書いています。
クオリティは考えすぎない
今はクオリティより毎日書けるということを重視しています。 クオリティを気にかけすぎると一回一回の負担が大きく、続かなくなると思います。 なので、最低限、間違ったことは書かないことだけ気を付けています。 他の人に価値を届ける記事というよりは、自分が新しく知ったこと、今後忘れないようにするということが、今は最優先で考えています。
他で書かれていても書く
この内容を紹介した記事他にもたくさんあるしなあと思って記事を書くことやめることはないと思います。 記事を書く理由が自分の知識整理するだった場合、どんな内容であれどんどん世に出していって良いと思います。
技術的メリット以外の副産物
技術的なメリットのほかにも、たくさん良いことがあります。
文章を書く能力
ブログを書くので当然文章の構成、わかりやすいかを考える必要があります。この作業を毎日行うので必然的に文章能力は上がっていると思います。
やってきたことの可視化
やってきたことがはっきりブログに書かれているので自信につながります。毎年、「今年なにやったっけ?」となって自己嫌悪に陥っていましたが、今年からこれを回避できそうです。
ブログ活動の習性が身につく
毎日ブログを書くことでだんだんと、日常でブログについて考えることが多くなります。 ネタ集めのために、公式の技術ブログを読んでみるなどアンテナを張る用になります。 また、ブログのクオリティを上げるため、他の技術ブログを読んでよいところを取り入れようとするようになります。
感想
この記事はブログを続けることで得られたことのメリットを整理するために書きました。 半信半疑でやった毎日ブログ運動ですが、一週間で想定をはるかに超えるメリットが得られたので今後もやっていきたいと思います。 やはり自分で試行錯誤しながら作り出したものは吸収率が違うのを肌で感じました。 一年続けられたら、また別のメリットも感じられる可能性もあるのでその時はまた記事を書きたいと思います。